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 21日(火)、都合良くフロイデが休みになったので、大阪まで関西合唱団の第74回定期演奏会を聴きに行ってきました。
 この合唱団は、毎年おこなわれるうたごえ祭典のコンクールで“金賞は関西合唱団の指定席”と言われるほどのずば抜けた存在です。指揮者の守屋博之さんとは、いろんなところでごいっしょした縁で、毎年演奏会のご招待をいただいていたのですが、時間の折り合いがつかず、定演を聞くのは今回が初めてでした。期待は裏切られませんでした。
 演奏会にはいろいろとつながりのある合唱団が出演し、プログラムはとても多彩です。その中で今回の目玉とこっちが勝手に決めたのが、"A Little Jazz Mass"(Bob Chilcott) と「忘れっぽい人に」(中桐雅夫詩・外山雄三曲)の2つです。ここでは、東京フロイデ合唱団と深い関係の外山雄三さんの作品「忘れっぽい人」についてひとこと書きたいと思います。前者については合唱団ふきのとうのブログに書いていますので、そちらをご覧いただければ幸いです。

 この作品は、関西合唱団の委嘱で作曲されたものです。反戦の強い意志、戦争体験を風化させようとするものへの怒りと告発を厳しい言葉で歌いあげた「白いハンカチ」「母子草」「想像力」「忘れっぽい人に」の4つの詩に,外山さんは「うちのめ」された感じだったそうです。それだけに曲は、厳しい響きで迫ってきます。
 楽譜を見てみたら、どの曲も8分音符(終曲は16分音符)の連続です。ということは、言葉をはっきり表現しないと、何を歌っているか皆目分からなくなってしまう恐れのある曲です。当日配られたプログラムは、表紙とも4ページの簡略なものでしたから、歌詞などまったく書いてありませんでした。
 でも、関西合唱団は、みごとに詩の内容を客席に届けてくれました。たたきつけるような厳しい表現のところも、声をたたきつけるのではなく、音として正確に響かせ、それに詩の内容を乗せる、みごとな演奏でした。

 他にも、たくさんいい歌がありました。フロイデの有志が昨年幕張メッセで歌った「ねがい」という曲、これは広島の中学生たちが詩を作ったもので、たかだりゅうじさんが曲を付けています。詩の内容にマッチしたリズミカルな良い曲ですが、この夜は安広真理さんが作曲したものを女声合唱団・レガーテが歌いました。柔らかい響きの中に、平和への子どもたちの思いが込められている、これも素敵な曲でした。

 終演後、知り合いの団員の方と談笑し、深夜高速バスに揺られて帰ってきました。気持ちが高揚していたせいか、思いのほか疲れませんでしたね。
(バス・常岡靖夫)
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