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10月21日、第17回演奏会の打合せで東京芸術劇場に行きました。今回、進行プランを変えたり、出演団員数が増えたりするので、抜けがないようしっかりと確認をしました。
この日は、コンサートホールで日本フィルが、マエストロ・ラザレフのもとでゲネプロをやっていましたので、見学させていただきました。とても迫力のある練習でした。
ショスタコーヴィチでしたが、マエストロが英語(微妙なところになると通訳付きのロシア語)で話し、リズムやダイナミズムの指示を出すとオケの音がはっきり変わるのが分かりました。
私たちの練習とは次元がまるきり違いますが、指揮者と演奏者の生きたつながりは同じだなということが理解でき、短い時間でしたがとても有意義でした。見学させて下さった日本フィルさんに感謝です。、(バス・常岡靖夫)
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テノールの小原磯則です。
岩手県北上市で行われた西本智実指揮の「第九」演奏会に参加したことは、合唱団のニュース「ドレミファ・フロイデ」でも紹介されましたし、いささか旧聞となりますが、主催者から写真が届きましたので、皆さんにご覧いただきたいと思い投稿しました。

この演奏会は、同市のさくらホール開館10周年を記念するプロジェクトとして開催されました。オーケストラは、西本さんが芸術監督・首席指揮者を務めるイルミナートフィルでした。今回のプロジェクトは、北上で活躍している実行委員長の名須川さんが、留学先のロシアで西本さんと交流があったのがきっかけで企画されたものです。

プログラム表紙

ステージ

合唱団は、県外や釜石等沿岸被災地からの参加を含め500人を越え、ステージだけでなく、一階の客席にも広く配置されました。会場が一体となった第九は今まで経験のない感動を覚えました。練習は昨年12月から始まりました。北上市に住まいを移した「東京フロイデ」前団長の高橋洋明さん(写真にもちらっと見えます)の勧めで、私も途中から参加し、実家のある北上に毎月帰省の都度練習に出ました。

4人のソリストたちはいずれも岩手県の出身だったのですが、テノールはなんとフロイデ合唱団とおなじみの福井敬さんで、演奏後の彼の挨拶が印象的でした。「音楽はすべての人の心を一つにすることのできる素晴しい世界。第九は、プロとアマ、男と女、民族、言語すべての垣根を越えることができる。」という趣旨でしたが、さらに私としては「東京と地方の垣根を越えたフロイデの絆が拡がった」と実感したのです。

ソリストたち

終わって安堵

第九に先立ち、弦楽器と郷土芸能の鬼剣舞のコラボ「刀剣の狂い」(青山樹里編曲)が演奏されました。剣舞の踊りと演奏は北上市の翔南高校。24年度全国高総文祭で最優秀賞の実力で迫力がありました。中央のオーケストラが地方との交流を深めた今回のプログラムは、一つの新しい絆の形として、とてもよかったと思います。

鬼剣舞とコラボ

アルトのIさんから、素敵な YouTube を紹介してもらいました。皆さんにもぜひ聴いて欲しいので転載します。


スペインのある広場でコントラバスを構えた男性の足元に投げ銭を入れる用の帽子が置いてあります。
その帽子に一人の女の子がコインを入れると!



一人、またひとり、と音楽隊が増えていき、最後は第九の大合唱です!
偶然そこに居合わせた人たちもみんな大喜び、子供たちも踊っています。

スペインの老舗の銀行の130周年で、地元のみなさんにサプライズプレゼントということで企画されたらしいのですが、その場に居合わせた方は本当にラッキーです!

私たちもこんなパフォーマンスをやってみたいですね。
(バス・常岡靖夫)
東日本大震災の被災者を救援する活動では、音楽家もさまざまな支援をおこなっており、演奏者たちが現地を訪れて支援コンサートを開いたという話はたくさん聞いています。

その中で、作曲家の方たちも新しい支援のプロジェクトを立ち上げました。
江原郊子先生のご夫君・江原修氏はさまざまな賞を獲得されたすぐれた作曲家ですが、彼も加わった「震災義援ヒバリ」プロジェクトを紹介します。なお、江原修氏の作品は3月27日の週から公開されます。
以下、その趣意書(実際にやってみて、一部手直ししました)です。皆さんのご協力をお願いします。                    (バス・常岡靖夫)

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「震災義援音楽配信プロジエクト ヒパリ~hibari」は、東日本大震災で被災された方々を支援するために立ち上げられました。
アンサンブルグループmmm…(エムエムエム・スリードッツ)が企画・立案し、その趣旨に賛同した世界の100人の現代作曲家が参加しています。
インターネットを通じて募金をしていただいたすべての方に、世界の現代作曲家による音楽を、ご提供するプロジェクトです。
当ホームページをご覧いただくと、毎週火曜日からの1週間、2人の作曲家による音楽の一部が試聴できます。募金していただくと、その週の2曲をこ配信いたします。

☆義援金をご寄付下さる方は、次の手順でお願い致します。

まず、次の「ヒバリ~hibari」をクリックし

  ヒバリ~hibari

「震災義援音楽配信プロジェクト ヒパリ」のホームページをご覧下さい。

(1)「THIS WEEK」をクリック       → 
(2)「DONATE(寄付する)」をクリック  → 
(3) 送金手続き              →
(4) 音楽をプレゼント

この4つの手順で完了となります。

・「PAST WEEKS」をクリックすると、過去20週(3/18現在)の作曲家、作品も選択できます。

皆様の温かいご支援を、よろしくお願い申し上げます。
 ベートーヴェンの不滅の恋人の話、知っていますか。この話、私は友人の音楽評論家から聞きました。第九との関係もあるようなのです。既に存知の方もおられると思いますが、以下に私の知見を記します。

 ベートーヴェンに不滅の恋人とされる人がいた。そしてそれが誰かを約50年前に指摘したのは青木やよひという日本人女性で、現在それは定説となっている。その青木やよひの著書を読んでみた。
 話は謎の手紙の発見から始まる。ベートーヴェンの死亡は1827年3月26日であるが、死後、彼の秘密の引き出しの中に、銀行株券と共に女性の肖像画のミニチュア2点と、ベートーヴェン自身の文書(恋文の手紙)があった。その手紙の中で相手を不滅の恋人unsterbliche Geliebteと呼んでいる。そしてその手紙は相手の女性の鉛筆で書かれていた。
 さてその手紙(恋文)の宛先人は誰かについて、永年論争が続けられていた。世界的巨人とされるベートーヴェンの情熱と苦悩にみちた愛の告白、その恋人とは誰だったのか。
 ベートーヴェンは知名度が上がると、多くの貴族や貴婦人たちと交際するようになった。そして同時代の巨人ゲーテとの交友もあり、また苦悩の日々にはカントの哲学書を読んだりしており、恋愛も肉体的なことより精神的な面に重きをおいていたようである。そして、青木やよひなる探究者は、女性の視点から男女間の心情的変化の機微にふれる問題を推察し探究してゆくところにも説得力がある。

アントーニエ・ブレンターノ像
 青木やよひ氏が“不滅の恋人”と推論したアントーニエ・ブレンターノの像


 ベートーヴェンは恋愛という人間の情念から出発して、幾多の苦悩(恋人は高貴な人妻で、遂にはそれぞれに思いがけない出来事が起こり、結末を迎え、その後、彼女はベートーヴェンの生涯の親友となる)を、真撃に、正面からぶつかってそれを乗り越え、人間的により深みを得、筆者青木やよひの言葉を借りれば、自我の限界を超えて普遍的人間性へ、さらに星空の彼方の宇宙的まなざしを獲得した。こうした経験があって第九交響曲の壮大さや深みを持ちえたのではないか、と思われる。ちなみに、ベートーヴェンがシラーの詩を知って作曲を思い立ったのが22歳、不滅の恋人の経験が40歳前後、そして第九の完成が54歳である。
 不滅の恋人の問題を追究するということは、筆者青木やよひの言葉を再度借りれば、手紙の宛名人を割り出すという単なる謎ときの興味だけではなく、生涯にわたり変遷発展するベートーヴェンの魂のドラマに光を当てること、そう思われる。  (バス 橋本明政)

文献
・青木やよひ『決定版、ベートーヴェン"不滅の恋人"の探究』(平凡社ライブラリ、2007.1初版)
青木やよひ「ベートーヴェン《不滅の恋人》研究の現在」 (2001年10月16日に国立音楽大学で行われたシンポジウムとコンサート「ベートーヴェン最後の恋」の基調講演とシンポジウムのために用意された覚えがきをもとに新たに書き下ろしたもの)

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